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【資源】乱獲で大西洋のクロマグロに資源枯渇の危機

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ワールドウォッチマガジン世界自然保護基金(WWF)は、2006年7月上旬に発表した報告書で、東大西洋と地中海のクロマグロが違法な乱獲により、資源枯渇の危機にあることを明らかにした。それによれば、こうした操業を続けているのはEU(主にフランス)、リビア、トルコなどの漁船団である。

大西洋のマグロ資源を管理する大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)が割り当てた漁獲枠を超過しているうえ、脱税のため漁獲量を故意に過少申告し、急激に減少しつつある資源を搾取しているとWWFは指摘する。

東大西洋と地中海の2004年のクロマグロ漁獲量は推定4万4948トンで、ICCATが定めた年間漁獲割当(3万2000トン)を約40%超過している。05年には漁獲量は4万5547トンに増えた。乱獲を助長する要因としては、アジア諸国における寿司・刺身需要の急増、アメリカの生鮮マグロ市場の拡大、飛行機を使った魚群探知をはじめとする商業的漁業の増加などが挙げられる。

WWFのトム・グラッソ海洋保護政策主任は「欧州委員会は何世紀も続いてきたマグロ漁の崩壊を目の当たりにしようとしている」と話す。WWFはマグロ漁の即時禁止を要求する一方、ICCATに漁獲量の持続可能な水準への削減と、その実施手続および申告制度の改善を強く求めた。

地球環境総合誌「ワールドウォッチ」Vol.19, No.5より―

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